10月28日、福岡県立福岡高等視覚特別支援学校の塚本敏朗先生を講師としてお招きし、「進路実現のために、今すべきことは何か?」という題で、自身の経験や障がい者雇用の現状、働くために準備しておくことなどを中心にお話しをしていただきました。
ご自身の経験では、視覚障がいのある人が一般社会で働くことの難しさや自ら障がいについて説明することの大切さを感じられたと話されました。
視覚障がい者雇用の現状では、1年間で新たに就職する人の数、その中に理療が占める割合、3年以内に退職する人の割合などについて説明されました。また、職場定着のポイントとして、視覚障がいへの認識や理解が学校と一般社会では異なることを自覚し、自分で障がいや配慮事項について具体的に説明できることが大切であることを学びました。
働くために準備しておくことでは、今身に付けて欲しい力として、先ほどのポイントに加え、援助を受けた際には、相手に感謝を伝えることを挙げられました。
生徒たちは自身の進路実現に向けて、視覚障がい者の雇用の現状を知り、今後どのような力を伸ばしていく必要があるのかを考える良い機会となりました。